熊本で発生した地震は南海トラフに影響を及ぼすのだろうか?
今回は、熊本で発生した地震は南海トラフに影響を及ぼすのだろうか…と言った内容で考察していきたいと思います。
14日に発生した熊本地震は東日本大震災を連想させるかの如く非常に大きな揺れと共に様々な場所に影響をもたらしました。
家屋が倒壊して生き埋めに、さらには建物だけでなく橋までも崩落させるほどの勢いがありました。
余震の回数は非常に多く、14日に発生した震度7の地震も前震という結果になりました。
今では本震とされた16日未明の震度6強(マグニチュード7.3)の地震さえも「もしかすると本震ではなかったかもしれない」という発表がされ、避難している方は心配しているでしょう。
これまでの発生したマグニチュード5.4以上の地震は…
- 14日9時26分→震度7・マグニチュード6.5(熊本地方)
- 14日10時7分→震度6弱・マグニチュード5.7(熊本地方)
- 15日0時3分→震度6強・マグニチュード6.4(熊本地方)
- 16日1時25分→震度6強・マグニチュード7.3(熊本地方)
- 16日1時46分→震度6弱・マグニチュード6.0(熊本地方)
- 16日3時55分→震度6強・マグニチュード5.8(阿蘇地方)
- 16日9時48分→震度6弱・マグニチュード5.4(熊本地方)
です。ここまで大きな地震が多く発生しているのは不安ですね…
専門家の意見によれば、これからどこで大きな地震が発生してもおかしくない状況であるということもあり、熊本でこれ以上の地震があれば南海トラフ巨大地震にも影響がでるのではないかと危惧する方も多くいらっしゃいます。
果たして熊本地震は南海トラフに影響するのでしょうか?
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熊本地震は南海トラフに影響するのか?
まずは南海トラフについて分からない方もいらっしゃると思いますのでご説明します。
南海トラフとは、地形を意味しています。
東海地方~四国方面の海底に存在する溝状の地形です。
この南海トラフのひずみが限界に達した時、これまでに経験した事の無いような凄まじい地震・津波が発生することは容易に考えられます。
多くの方が心配している理由は、今回の熊本で発生している大きな地震、余震が南海トラフに何らかの影響をもたらすのではないか…ということです。
地震が発生する事によって、震源となっていた断層のストレスはリセットされますが、その地震が影響で他の活断層のひずみが増える可能性があるのです。
熊本で起きていた地震がどんどん大分の方が震源になってきているということもあり、「これからどうなるのか分からない現状」がかなり不安視されています。
南海トラフ巨大地震が発生した場合、マグニチュード9ほどの地震がくることが想定されています。
熊本地震のマグニチュードが6.5とされていたわけですから、その破壊力は計り知れないということです。
このような凄まじいレベルの震災は100~150年に一度起こるかどうかと言われています。以前に発生したのは1970年代ですね。
単純に考えると2020年前後あたりには発生してもおかしくありませんし、今回の地震が影響してもっと早まる可能性もあります。
しかし、熊本地震が南海トラフ地震を引き起こす可能性はあくまでも低い確率であるとされています。
京都大学の教授さんは場所も離れているということや、マグニチュードも低いため影響は少ないであろうと仰っています。
ただ、前述したように南海トラフ地震という物は「100年~150年」に一度起きているものであるため、その日は刻々と近づいている事は間違いありません。
影響が少ないという事でちょっと安心できますが、これから先はもしもの時の為に準備をしていかなければなりません。
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最後に
今回は、熊本で発生した地震は南海トラフに影響を及ぼすのだろうか…といった内容で考察していきました。
今までの発生した地震を見返してみても、周辺の活断層に影響を及ぼしているのは間違いないでしょうね。
ただ、南海トラフには影響が少なかったようで一安心しました。
しかし、ここからどこで大きな地震が発生してもおかしくない…といった状況を考えると本当の意味で安心はまだできませんね。
これからはより計画的に大きな地震に備えて準備を整えていくことが大切です。
それでは最後までご覧になっていただきありがとうございました。
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