【Jアラートの仕組み】鳴ったら避難や対応はどうするべき?

この記事では、Jアラートの仕組みを中心にお伝えしていきたいと思う。

そして、もしJアラートが鳴ったら避難や対応はどうするべきなのかも解説していく。

8月29日、9月15日の早朝にJアラートで目が覚めたという方もいらっしゃると思う。

実際に体験してみて「どうしたらいいのか分からなかった」・「どうすれば助かるのか」といった思いを筆者も体験した。

結果的に中距離弾道ミサイル火星12は太平洋側に落ちたが、頭上をミサイルが飛んでいるなんて現実味が湧かなかった。

色々と触れたい部分はあるが、まずは「もしもの時」に備えてJアラートの事をよく理解しておこう。

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Jアラートの仕組みとは?鳴るタイミングを確認しよう

Jアラートが発令されるタイミングは「日本にミサイルが落下する可能性が出てから」である。

発令されるまでの一連の流れを見ていこう。

北朝鮮が発射して騒動を起こしている「中距離弾道ミサイル火星12(IRBM)」。
ほとんどのミサイルにはブースター(加速装置)が搭載さているため、発射されてからこのブースターによって距離が伸びていく。

(弾道ミサイルの場合は、上昇⇒高高度で飛行⇒ターゲット地点に落下…といったような山なりの軌道。)

大砲であれば発射した時の勢いで、距離そして落下地点を算出する事が出来るが、ミサイルの場合は”ミサイル自体が加速”していくため、”どの地点まで加速”するか判明しないと着弾点を算出する事が出来ない。

では、日本はどのようにして、Jアラートを発令しているのか。

自衛隊は、北朝鮮がミサイルを打つ兆候があるかどうかを見逃さないように普段から監視を行っている。

そして、実際に発射されてからミサイルの速度や軌道を確認して、すぐに落下地点を計算。

そこから、”日本の領土にミサイルが落ちる可能性がある”と判断した時に”Jアラート判定”⇒”Jアラート発令”されるというわけだ。

落下してもしなくてもJアラートは発令される

8月・9月の時のように、上空を通過しようが、はたまた本土に落下しようが、Jアラートは鳴る。

上記でもお伝えしたように「落下する可能性がある」と判断した時点で発令されるからだ。

今回の様にミサイルが日本の上空を通過した場合は、再度通知される。

逆に、本土に着弾すると見られた場合は迎撃・破壊措置が取られる。これについては実際に起こっていないので、どういった形で通達されるのかは不明。もちろん無いに越したことはない。

ただ、迎撃に関しては、海上自衛隊が保有するイージス艦に搭載された「SM-3」・地上に配備された「PAC-3」が対応する。

こちらの記事でもお伝えしたように、弾道ミサイルは着弾するまでに3つのフェイズが存在する。

その各段階に合わせてSM-3やPAC-3を使い分けていくのだ。

毎回ミサイルを発射されているのに、どうして日本は何もしないのか…といったように感じている方はぜひ参考にしてほしい。

北朝鮮のミサイルをなぜ日本は迎撃しないのか?

Jアラートをもっと早めに発令してほしいという声も

また、Jアラートが鳴ってから「約5分以内に”地下”を初めとした”安全な場所”に避難しよう」と言われているが、「もっと早くJアラートを鳴らせよ」という声も多い。

しかし、前述したようにミサイルの落下地点を算出するためには、多少なりとも時間が必要だ。

そのため、これ以上タイミングを早くすると、落下地点を正確に算出する事が難しくなる。

むしろ、9月15日に関しては、8月29日と比べると、「Jアラート判定」は2分短縮されている。(判定⇒発射2分後・発令⇒発射3分後)。
ミサイルの通過を伝えるまでの時間は前回より5分も短縮。

また、北朝鮮が発射した中距離弾道ミサイルの上昇速度は前回よりも速度をアップしていた。しかし、今回のJアラートの発令までの時間を短縮する事は出来ていたのだ。
なぜ短縮に成功したのか詳しい理由については明かされていない。

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Jアラートが鳴ったら避難や対応はどうするべき?

では次に、Jアラートが発令されたら実際どうするべきなのか…といった部分について見ていこう。

これまでJアラートが鳴ったのは8月、9月合わせて2回。報道によれば、8月に発令された際に、避難した割合は9割以下だったという。(札幌在住の方を対象にしたアンケートの結果)

そのうち、アラート自体に気づかなかった人は3割弱。

ミサイルが発射されても、「実際にはどうすれば良いのか分からない」という方も多いとは思うが、もしもの時に備えて最低限の避難は覚えておこう。

屋外に居た時にJアラートが発令された場合

内閣官房国民保護ポータルサイトによれば、一番ベストとされているのが、近くにある頑丈な建物や地下施設に避難すること。

ここで説明されている頑丈な建物とは、「コンクリート造り」などの建物だという。

弾道ミサイルの威力によって建物が本当に役に立つのかは変わってくる部分だが、直接爆風に当たるよりも遥かにマシな上、破片やミサイルの衝撃によって落ちて来る瓦礫などから身を守ることも出来る。

地下施設としては、地下駅などがあげられる。

Jアラートが発令されたタイミングで、外に居た場合は、とにかく建物に避難する事を心がけよう。

近くに建物など身を隠す場所が無かった場合

まずは、周辺を見渡して身を隠せる場所が無いか確認しよう。

  • 用水路
  • 田んぼの端にあるような排水溝

屋外にもこういった爆風や破片などから身を隠す事が出来るポイントもある。

もし、辺りに何もなかった場合は地面に伏せて頭部を守ろう。

屋内に居た時にJアラートが発令された場合

屋内にいた場合は…

  • 今居る場所よりも頑丈な建物や地下施設が近くにある場合は、そちらに避難する。
  • 近くにそういった建物が無い場合は、窓から離れるor窓が無い部屋に移動する。

ミサイルが着弾すると爆風が発生する。その爆風によって窓が建物内に向かって飛び散るため、窓から離れる必要があるのだ。

ただ窓が割れるだけでなく、爆風の勢いも加わるため、甚大な被害が生じる可能性が高い。

参考動画

屋内に居た場合は、できるだけ窓から離れた場所に避難しよう。

車に乗っている時にJアラートが発令された場合

車に乗っていた場合は、停車させてから近くの建物か地下施設に避難するのがベター。

もし、建物および地下施設が付近に無い場合は、車から離れて、地面に伏せて頭部をガードしよう。

車内の方が安全に感じる方もいらっしゃると思うが、アナウンスによれば、車が引火するケースも考えられるので、車から降りた方が安全とのこと。

ただし、場合によってはすぐに停車することが出来ない場合もある(高速道路など)。

こういった際には、車を安全な場所に停車させてから、車内で姿勢を低くして待機する。

Jアラートが鳴った時に学校や会社はどうすれば良い?

学校に通学する方、会社に通勤する方を対象に説明していく。

小学校に通われているお子さんが居る場合も、ぜひ参考にしていただきたい。

通学、通勤途中にJアラートが発令された場合は、遅刻の前に自身の安全を優先するのが良いだろう。

この場合も、近くの建物や地下施設に避難しよう。

そして、通学前、出勤前にJアラートが発令された場合は、まずは学校からの連絡や社内連絡を待つのが本来ならばベスト。

親御さんも、お子さんを家に待機させておくのが良い。

8月、9月の時は、学生はまだしも、社会人の方は気にせず通勤する方が多かった。本来であれば身の安全を優先するべきだとは思うが、会社によっては「ミサイルなんて気にしている暇がない」という事もあるだろう。

遅刻はするもしれないが、最低限ミサイルが通過するのを確認してから出勤でも良いと個人的には思う。

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