イタリアで地震が多い・起きやすい理由原因は?予言や今後の被害は

今回は、イタリアで地震が多い・起きやすい理由原因をはじめとして、予言や今後の被害についても見ていきたいと思います。

先日からイタリアで地震が頻発していましたが、本日30日にマグニチュード7.1を記録する大きな地震が発生しました。

現在のところ人的被害などは明らかになっておらず、日本人の被害状況もまだ分かっていない状態です。

最近では日本をはじめとして海外でも地震が頻発しており、これから海外に旅行へ行こうと考えていた方は不安になっているかと思います。

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イタリアで地震が多い理由・原因は?

イタリアは元々地震が多く発生している地域です。といっても日本の様に大きい地震が頻発するような環境ではありませんが。

40年ほど前にイタリアの中でも特に大きな地震が発生しやすい地域が特定され、現在では被害想定をはじめとしてハザードマップも公開されました。

classificazione_sismica_italia_2014-pdf

引用元:Wikipedia

大きな地震が少ないと言っても、アフリカのプレートに挟まれていることから断層型地震などが発生する可能性は非常に高いです。

画像をご覧になれば分かるかと思いますが、内陸部は非常に地震が発生しやすく、2009年にはラクイラでマグニチュード6越えの地震が発生しました。

ユーラシアプレートとアフリカプレートがぶつかり合っている地域と言う事もあり、地震が頻発するのは仕方ないでしょうね。

イタリアに旅行に行く際にも地震には気を付けたいところですが、内陸部に関してはやはり注意が必要です。

地震が多い地域なのにどうして石造りの建物が多いのか?

ヨーロッパといえば石造りの建造物が特徴的ですが、地震が発生することが多い地域なのになぜ耐震に力を入れていないのでしょうか。

石造りの建造物が印象的と言っても過去の地震によって何度も崩壊しています。石造りは揺れに弱く、頻発する地震には耐えられません。内部に芯を仕込んで耐震化を図っている物もありますが、地震に弱い作りであることに変わりはないでしょう。

現在も残っている古い石造りの建物の多くは基礎工事がしっかり行われたものがほとんどで、基礎工事の他にも使う材料を機能面で選定したという事も要因の1つです。

現在も残っている部分は石同士のつなぎ目部分が少ない物や、背の低い建物がほとんどです。

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地震に対する意識が低い

そのため、最近では以前に比べると耐震化を行う建物が増えてきているわけですが、格段に上がっているわけではありません。

「身の回りに建造向けの木材があまり無い」と言うのも理由の1つですが、地震に対する意識の低さが大きく関係しています。

耐震化が進まない大きな理由の1つに、現状残っている歴史的建造物の耐震化で他に手が回っていない…という点も挙げられますね。

地震に対する意識の低さと言いましたが、これは以前に話題になった某学校が地震によって崩壊したという件がそれを明らかにしています。

その学校は元々耐震工事を行った建物だったのですが、結果的に地震によって崩れ落ちました。

耐震化を行ったのにもかかわらずどうして崩れてしまったのかというと、「手抜き工事」が行われていた可能性が高いと見られています。その件に関しては政府から内部調査が入るなどまさにお笑い状態です。

 

現在建てられている新築の家でも名目上は耐震化が行われているとのことですが、実際には”手抜きだった”なんてことも十分考えられます。

日本人からすれば地震を”舐めている”といった印象を受けると思いますが、日本に比べると大きな地震が発生しにくいといった事がその背景にはあるのでしょう。

熊本地震に関してもあそこまで被害が出てしまったのは、地域柄、耐震化があまり進んでいなかったことが要因の1つでしょう。

これから先、南海トラフ大地震や首都直下型地震が発生すると散々言われているので、耐震工事を行うご家庭も増えて来るとは思いますが、経済的にも難しい方もいらっしゃるでしょう。

耐震化ももちろんそうですが、人的被害を減らすのであれば、なんといっても日ごろから地震に対する意識を強く持つことが重要です。

イタリアの地震は今後どうなる?

イタリアに知人が住んでいる方以外はあまりご関心は無いと思いますが、もしかしたらこれから先旅行に行く可能性もあるでしょう。その時の為にも、イタリアの地震は今後どうなっていくのかについて知っておくのも良いと思います。

前述したように、イタリアは非常に地震が発生しやすい地域です。そのため今後もこういった大きな地震が発生しても何ら不思議ではないでしょう。

ただ、最近発生している地震を見ると、本日発生した地震が本震にも感じますね。

前震だった場合は、数時間後、数日後にそれよりも大きな地震が発生するケースも考えられます。

こればかりは僅かな揺れに対しても警戒しておくしか方法がありません。

予言について

今後のイタリアで発生する地震の予言については、ドンピシャで当てはまるようなものは見当たりませんでしたね。

これに関しては、関連性が高い予言が明らかになった際に随時更新していきます。

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