アメリカと北朝鮮の関係や戦争の可能性は?実際どっちが強いの?

今回は、アメリカと北朝鮮の関係(米朝関係)や戦争の可能性についてお伝えしていきたいと思う。また、実際のところどっちが強いのか…といった部分に関しても触れていこう。

さらには、もし”そうなった”時に日本には被害は無いのか、影響についても考える。

以前から日本を含めて各国に対して”威嚇”・”兆発”とみられる行為をしている北朝鮮。この行い関しては日本はもちろん、アメリカ、その他の国でも非難を浴びている。

参考:北朝鮮が日本に対してミサイルを打つ理由とは?

そして、いよいよ先日アメリカは北朝鮮に大きく踏み出した。そのためSNS等ではアメリカと北朝鮮で争いが起こるのでは…といった声が広がっている。

果たしてどうなってしまうのだろうか。

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アメリカと北朝鮮の関係について

何かと話題になる北朝鮮だが、アメリカとの関係について気になっている方は少なくないはずだ。

アメリカは以前から北朝鮮に対して警戒ならびに敵意を向けて来た。それは現在もなお変わらない

そのきっかけは数えるのが面倒なほど。事細かに書いていくと逆に分かりずらくなってしまうので、年代順に米朝関係が悪化していく様子を解説していきたい。

1871年-辛未洋擾(しんみようおじょう)

1871年に起きた米朝間の争い。

事の発端は1866年。

朝鮮半島にアメリカの”ジェネラル・シャーマン号”という商船が来航(朝鮮との通商を行うため)⇒朝鮮は入国を拒否⇒互いに攻撃し合う⇒朝鮮の民衆によってジェネラル・シャーマン号の乗組員が○される⇒最終的にジェネラル・シャーマン号は座礁。

この報復ならびに”謝罪・通商”を求め、行われたのが”辛未洋擾”というわけだ。結果的にアメリカの圧勝で幕を閉じた。

※この当時のエピソードには、米朝で意見が食い違っている部分も存在している。上記の説明に対して朝鮮側は「朝鮮の使者が乗った船をアメリカ側が破壊⇒使者を捕縛⇒沿岸に居た朝鮮の住民をシャーマン号が砲撃⇒だからジェネラル・シャーマン号を攻撃した」という主張している。

1882年-通商は築けたが…

1882年に米朝では通商関係を結ぶことになる。しかし、問題はその後にあった。

通商を結んでから23年後。アメリカは日露戦争講和の仲介をする。その際に日本は”朝鮮を自分たちの勢力下に置きたい”と主張。

そして、アメリカはそれを受け入れたのである。そこでまた、米朝関係が悪化した。

1950年-朝鮮戦争

日本は韓国合併を行い、朝鮮半島を植民地にした。しかし、後の第二次世界大戦にて日本は敗北し、勢力下に置いていた朝鮮を手放すことになる。

第二次世界大戦の後半ではもう日本が劣勢であることは目に見えていたため、ロシアが日本に宣戦布告をしたわけだ。

もし、日本が負けた場合、朝鮮半島のほとんどがロシアが独占する可能性がある⇒アメリカはそれを危惧⇒朝鮮半島を占領するに際し、占領地の境界線を北緯38度とし”分割”してアメリカとロシアで占領した。

北朝鮮と韓国が生まれるきっかけと言われている。

2002年-ジョージブッシュが北朝鮮を”悪の枢軸”と非難

このころはアメリカが同時多発テロが起きた年代である。

そのため、ジョージブッシュはテロ支援国家に指定されていた国(イラン、イラク、北朝鮮は大量破壊兵器を保有ならびに開発していると見られていたため)に対して「悪の枢軸」と発言したわけだ。

お察しの通り、彼のこの発言によって米朝間の緊張が非常に高まった。

最終的に、北朝鮮はアメリカの核査察要求を受けることで、テロ支援国家リストから除外された。

2009年-アメリカ人拘束

中国の国境周辺にて番組を撮影しに行っていた記者ら2人が拘束された。

理由は北朝鮮領域内に侵入したからだと言う。そしてその記者2人は北朝鮮内で裁判にかけ有罪判決を下す。

判決は12年間の労働強化刑。もちろんアメリカは北朝鮮のこの行為を非難。

ビルクリントン氏によって、その後無事に2人は解放された。

なんだかんだ核実験は止めていなかった

テロ支援国家リストから除外された以降も、北朝鮮は核実験や長距離弾道ミサイルを使った実戦演習?を続けている。

これに対して当時の大統領ジョージブッシュは「挑発的な行動・深刻な行動」と発言している。

長距離弾道ミサイル発射に対するアメリカの対応

安倍首相はこういった北朝鮮の行いに対して過去に「地域の平和と安定を著しく損なう許しがたい暴挙」と語っている。

アメリカ側も同じく「国連安全保障理事会の決議に反している、これらの行為に対して強く批判する」といった表明をしている。

韓国、中国も北朝鮮の行いには批判的である。

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アメリカと北朝鮮で戦争が起こる可能性は?実際どっちが強い?

次に、アメリカと北朝鮮で戦争が起こる可能性についても見ていこう。

今の状況を見る限りではアメリカと北朝鮮がいつドンパチし始めてもおかしくない状況に見える。

お互い牽制し合っているのは分かるが、北朝鮮は本日アメリカ側に次に挑発行為を行った場合は動くであろうと予想されている。

今が最高潮に緊迫している状態だが、もし北朝鮮が攻撃を仕掛ければアメリカ領域にムスダンの被害が及ぶ可能性が高い。そのため、そうならざるを得ない場合には、アメリカが先制を行うのではないだろうか。

今のところ、北朝鮮の保有している”それ”の実態は不明。威嚇だけで出来そこないかもしれないし、長年開発しているだけあって、性能が格段に向上⇒アメリカに余裕で届いてしまうかもしれない。

そのため、もしもの時はアメリカが先制して北朝鮮の動きを完全に封じる策に出るのでは…と考える。

実力で言えば普通に考えて北朝鮮がアメリカに喧嘩を売れるような状態ではないことは確かだろう。もちろん、北朝鮮の内部事情は明かされていない為、戦力が不透明ではあるが。

ただ、普通に行えば試合にならないレベルだろう。だが、前述したようにアメリカはムスダンの存在を危惧しているはずだ。力押し出来たとしても、北朝鮮が先制すればアメリカに多大な被害が生じることも考えられる。

アメリカの戦力は確かに高いが、過去を見れば勝利後にゲリラ等でアメリカ軍も被害を負っているため、アメリカが圧倒的に勝利したとしても傷は残るだろう。

アメリカと北朝鮮が戦争したら日本に影響は出るのか?

もしもの時に心配なのが日本への影響だろう。

ただ、アメリカの力を考えると、アメリカと直接やりあっている最中に日本やその他の国にちょっかいをかける程余力は残らないだろう。

ただ、日本側もそうなった時に被害を最小限に抑えるように動いているはずだ。ただ、心配なのが北朝鮮が保持しているICBM。

アメリカに届くとは到底思えないが、日本であれば恐らく射程圏内だろう。故意に日本を狙わないにしろ、その過程でとばっちりを受ける可能性も考えられる。

現状では日本を守ることは出来るが、受け身である以上、少なからず被害が出てもおかしくはない。

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