新幹線に喫煙席(喫煙ルーム)はない?完全に無くなるのはいつ頃?
この記事では新幹線に喫煙席(喫煙ルーム)はないのか、喫煙可能な新幹線について調べてみた。
また、完全に車両から無くなるのはいつ頃なのかについても見ていこう。
新幹線に喫煙席(喫煙ルーム)はない?
以前に比べると数は大幅に減ってしまったものの、喫煙席および喫煙ルームが設置されている新幹線は存在している。
新幹線には「N700系」・「700系」と呼ばれる車両があり、2017年現在で車両内で喫煙可能なのは上記の2種類のみ。
- 「東海道新幹線(東京⇔大阪間)」
- 「山陽新幹線700系のみ」
- 「九州新幹線800系を除く車両のみ」
N700系は喫煙ルームのみ設置【喫煙席はナシ】
N700系であれば、「のぞみ」・「こだま」・「ひかり」が喫煙ルーム設置となっている。
ダイヤに変動がない場合、基本的に「のぞみ」はN700系(喫煙ルームがある車両)が稼働する。
N700系は全席禁煙となっているため、喫煙席ではなく「喫煙ルーム」を利用する事になる。
喫煙ルームのキャパは大よそ3人~4人程度となっている。最近よく乗っているが、やはりアイコスを利用する方も多くなってきた印象。
設置されている喫煙ルームがの数は合計「4つ」。設置されている車両は以下の通り。
- 15号車
- 10号車(グリーン券を購入しないと使用不可)
- 7号車
- 3号車
また、「のぞみ」・「ひかり」の場合、N700系と700系に乗れるケースはまちまち。そのため喫煙ルーム・喫煙席(車両間にある灰皿)のどちらかを利用することになる。
700系は喫煙席アリ【車両間デッキに灰皿も】
700系は、N700系よりも前に作られた車両であり、唯一喫煙席がある車両となっている。
座席に縦長の灰皿が設置されており、好きな時に吸う事ができるのだが、アイコスの匂いになれてしまった方からすれば、ちょっとキツい空間かもしれない。
700系で喫煙席が設置されている車両ならびに、喫煙可能な場所は以下の通り。
- 16号車
- 15号車
- 10号車(グリーン券を購入しないと利用不可)
- 16号車両と15号車両間に設置された灰皿
トイレで吸うのはNG?
新幹線でも電車でもトイレで喫煙は絶対にやってはいけない。
アイコスやプルームテックなどの加熱式タバコでもダメ。
電子タバコ・加熱式タバコなら禁煙車両でも利用可能?
上記で触れたが、加熱式タバコであったとしても、禁煙車両・トイレなどで使ってはいけない。
確かに、従来のタバコに比べるとニオイも煙の量もかなり少ないため、周りの迷惑にはなりにくくなった…のかもしれないが、お客さんが快適に利用できる環境でなければならない。
駅内のトイレがタバコの匂いで充満していた状況に鉢合わせたことがあったが、駅員さん・清掃員の方も大変そうにしていたし、なにより駅を利用する人間に迷惑がかかる。
詳しくは後述するが、東京オリンピックの影響もあり、完全に車両から喫煙席・喫煙ルームが無くなる日もそう遠くないし、喫煙者のマナーが悪ければ余計に風当たりが厳しくなる可能性もあるので、最低限度のルールは守ろう。
喫煙席が完全に無くなるのはいつ頃?
東京オリンピック・パラリンピック2020が行われる2020年春ごろを目途に、山陽新幹線(700系)の喫煙席が廃止される事が決定している。
東海道新幹線・九州新幹線に関してはまだセーフ?といった感じではあるが正直なところ、まだどうなるか分からない。
今のところ決定しているのは山陽新幹線に設置されている喫煙席のみだが、N700系にある喫煙ルームに対しても「喫煙ルームから煙が流れて臭い」といったクレームも寄せられているとのこと。
そのため、色々と見直される可能性はあると思うが、せめて喫煙ルームだけは残しておいて欲しいものだ。
確かにマナーを守った喫煙者でも、服・髪にタバコ特有のニオイが付着すれば、側にいるだけでも不快になるだろう。口臭だって酷くなるので、「タバコなんて吸わせるな・無くなればよい」と主張する方の気持ちも痛いほど分かる。
ただ、旧国鉄時代の借金の一部はたばこ税が利用されている事も忘れないで欲しい。あとほんの少しだけで良いから喫煙者が快適に過ごせるように。
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