プルームテックは受動喫煙になる?肺癌や喘息のリスクは?

今回は、プルームテックは受動喫煙になるのか…といった内容をはじめとして、プルームテックを使う事により肺癌や喘息のリスクはどう変化するのか見ていきたいと思う。

加熱式タバコの先駆けであるアイコスの2大キャッチフレーズといえば「出ない」・「少ない」・「匂わない」。

灰が出ない、煙も少ない、そして匂いが無い。これはたばこ業界に大きな影響をもたらした。といっても使っている人間からすれば、”匂わない”という言葉には語弊がある。

普通に匂いはある。半年以上使ってみると”匂わない”という言葉より”面倒くさい”というというキャッチがマッチする。

そしてフィリップモリスの影響か、それ以前から開発が進んでいたのかは不明だが、JTも害がほとんどないプルームテックをリリース。

果たしてプルームテックを非喫煙者の近くで使っても受動喫煙にはならないのだろうか?

プルームテックは受動喫煙にはならない?

結論から言えば、現状では”絶対に受動喫煙にならない”とは言えない

プルームテックが「非喫煙者に対して健康への害を与えない」という臨床試験の結果は出ていないからだ。

確かにプルームテックは「ニコチン・タール量」はゼロである。たばこカプセルと言ってもタールは含まれていないし、リキッドにもニコチンは一切入っていない(カートリッジ内のリキッドを海外製のリキッドに入れ替えた場合は当然周りに危害が及ぶリスクは出て来る)。

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その上、以前JTと映画館が提携して行ったシネマイベントでは、鑑賞中に座席でプルームテックの使用を許可されていたことも「プルームテックは他人に害が出ない・迷惑がかからない→いつ何時・どの場所でも吸える」といったイメージに繋がってしまっているのだと思う。

そして、先日大阪知事の松井氏が”アイコス等の電子タバコであれば将来的にどこでも吸っても良いのでは”と発言した件も大きいだろう。喫煙者にとっては非常に素晴らしい話ではあるが、まだそれが決まったわけではない。

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最近では受動喫煙防止法も改正されるのでは…といった噂も立っており、将来的に電子タバコのスタンスがどちらに転ぶのか非常に気になっている。団体側としてはアイコスやプルームテックでも受動喫煙のリスクを孕んでいると発言している。

アイコスやグローに関しては有害性物質を9割カットされていると言われているが、従来のたばことは仕様が異なる為、タール・ニコチン量を正確に測定する方法もまだ確立されていない。つまり、記載されていないだけでタールが含まれていてもなんら可笑しい話ではないということだ。

では、プルームテックはどうだろうか?

タール量・ニコチン量は含まれていない。そのため、受動喫煙で健康被害が発生する可能性も極めて低いと素人なりに感じているのだが、現状では”決まった場所で吸ってください”とJT側も喚起している。

前置きが長くなってしまって申し訳ないが、喫煙所以外で吸うのは絶対に辞めるべきだという事を伝えたかった。

将来的にプルームテックを初めとしてその他加熱式タバコを使える場所が今以上に拡大される可能性があるのに、先走ってそこらじゅうで吸っていれば”マナー・モラル・電子タバコのイメージ”という部分で芽が潰れてしまうことも十分考えられるからだ。

「タールもニコチンも入っていないのに喫煙所以外で吸えないのはおかしい」と思いたくなる気持ちも痛いほど分かるが、正式に事が運ぶまでは我慢しよう。

プルームテックは肺癌・喘息のリスクを孕んでいる?

申し訳ないが、これに関しても根拠が無いため、個人的な考えで”プルームテックは病気にならない”なんてことは口が裂けても言えない。

癌の発症に直接的に関係しているかは何とも言えないが、喘息持ちの方(以前喘息にかかっていて治った方)は使うべきではないだろう。

上記で何度も繰り返している「ニコチン量・タール量ゼロ」というワードだが、これは自分自身でプルームテックを使う場合にも影響してくる部分だろう。

従来のたばこであればタール漬けになる未来しか待っていなかったが、プルームテックの場合は健康に害をなすタールが含まれていない。

だが、公式でもプルームテックを使っても健康に影響は出ないとは記載されていない。それどころか、タバコカプセルのパッケージには他の銘柄と同じように「喫煙をすることで肺がんになるリスクが…」といった見慣れた文章が書かれている。

肺癌の原因として最も明確になっているのが”喫煙”だ。喫煙者は非喫煙者に比べると4倍以上の確率で肺癌を発症するリスクが高まるとも言われている。

プルームテックのたばこカプセル・及びリキッドが健康に与える影響・詳細な成分に関しては明かされていないという部分にも注目するべきだろう。

従来の紙巻きに比べれば、圧倒的にマシなスタンスではあると思うが、JT側が”プルームテックは使用者および非喫煙者に対して健康被害をもたらさない”と公表するまでは、少なからず身体には良くない製品という意識は忘れないでおきたいところだ。

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