おせちの伊達巻と黒豆の意味と由来!食べ方やカロリーも紹介
今回は、おせちの伊達巻と黒豆の意味と由来をはじめとして、美味しい食べ方やカロリーも紹介していきたいと思います。
おせち料理の中でも特に人気が高いのが伊達巻きと黒豆です。
美味しくいただいていますが、伊達巻きと黒豆にはどんな意味が込められているのか考える機会はあまりないと思います。
伊達巻きと黒豆の意味や由来、カロリーや黒豆を使ったアレンジレシピを見ていきます。
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伊達巻きの意味や由来
伊達巻きは、玉子に白身魚のすり身と砂糖やみりんなどを入れて焼いたものを熱いうちに巻きすで巻いて形を整えた玉子焼きの一種です。
名前の由来は諸説ありますが、「伊達政宗の好物だったから伊達巻きと呼ばれるようになった」という説や「昔は高価でなかなか手が出なかった砂糖をふんだんに使っているため、豪華で洒落ていることを意味する「伊達もの」から来ている」という説などがあります。
さて、伊達巻きの意味ですが、伊達巻きが巻物のように見えることから「学業成就」の意味合いがあります。
ですので、受験生がいるお家では、験を担いで出すと良いかも知れません。
なお、家庭で伊達巻きを作るときは白身魚のすり身の変わりに同じく白身魚から作られたはんぺんを使うことがあり、お手軽に作ることが出来ます。
ちなみに、長崎では伊達巻きのことを「カステラ蒲鉾」と呼んでいるそうです。
黒豆の意味や由来
甘くて美味しい黒豆。
つやつやして美しいし、まるでスイーツみたいなので女性を中心に人気が高いです。
関東では、数の子、ごまめ(田作り)とともに「三つ肴」と呼ばれています。
「三つ肴」とは、お正月に欠かせない3種類の料理のことで、これらと鏡餅があれば年神様をお迎えすることが出来るため、特に重要視されたものです。
関西では、ごまめ(田作り)の変わりにたたきごぼうが三つ肴のひとつとされており、地域によって若干異なるようです。
さて、黒豆には「(黒豆のように)日焼けして黒くなるまで元気に働けるように」という意味合いがあり、「勤勉さ」を象徴しています。
また、黒は邪除けの色だと言われています。
ちなみにですが、黒豆は準備や煮るのに時間がかかる上、煮ている間に皮が破れたりシワがよってしまうことがあり、上手に作るのが難しいとされています。
そのため、他のおせち料理は作るが黒豆だけはお店で買ってくるという家庭も少なくありません。
なお、黒豆の色を鮮やかにするために釘や重曹を入れると良いですので、手作りする際は試してみてはいかがでしょうか?
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伊達巻きと黒豆のカロリーは?
伊達巻きのカロリーは、100g当たり169kcal、黒豆のカロリーは、大さじ1杯分で40kcalです。
伊達巻きと黒豆、このふたつの料理の共通点は「砂糖をふんだんに使っている」ということです。
そもそも、お正月は年神様をお迎えする「ハレの日」で、普段の日とは区別した特別な日であると考えられてきました。
その特別な日に貴重品だった砂糖をふんだんに使い、ハレの日を祝ってきました。
ですが、現在では砂糖はスーパーなどでも簡単に購入出来るありふれたものですよね。
砂糖以外にも、砂糖をたくさん使ったお菓子が大量かつお求めやすい値段で売られているため、砂糖を摂取する機会が昔に比べて格段に増えています。
ですので、砂糖がたくさん入っている伊達巻きや黒豆を食べるときは食べ過ぎないように気を付けて下さいね。
黒豆をアレンジした美味しい食べ方とは?
伊達巻きはお正月に食べるのが一般的ですが、黒豆はスーパーなどで1年中購入することが出来ます。
だけど、同じ食べ方をしていたら飽きちゃいますよね。
そこで、簡単な黒豆のアレンジレシピをご紹介します。
まずは、黒豆のホットケーキです。
ホットケーキミックスのパッケージの裏に書いてある説明通りに生地を用意します。
そこにおせちで余った黒豆を入れて焼くだけです。
ホットケーキの生地に黒豆の甘さが絶妙です。
バターを付けても良いですが、お好みで黒蜜をかけても美味しいですよ!
また、余った伊達巻きや黒豆をちらし寿司にトッピングしても華やかになってオススメです。
伊達巻きと黒豆の意味や由来、カロリーなどを見てきました。
砂糖をたくさん使っているためダイエット中で食べるかどうか迷っている人もいると思いますが、どんなものも食べ過ぎが良くないだけで、全く食べて
はいけないという訳ではありません。
せっかくのお正月ですし、ちょっとだけ食べてみてはいかがでしょうか?
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