バイクでもオービスは捕まる?前後から撮影されるって本当?

「バイクならオービスは光らない」…つまり車ではなくバイクならオービスで捕まる事はないといった内容を耳にしたことはないだろうか?

どんなにスピードを出していても、「顔はヘルメットで隠れているので、運転手を確認する事が出来ない」そんな話をよく聞く。

だが、実際に捕まっている例がある。

オービスが反応しても、運転手を特定することが難しいため、結局は通知が来ないで終了…といった意見も多いが、最近のオービスには前方だけでなく後方から撮影できるタイプも存在しているのだ。

ここでは、オービスが反応する速度や前後から撮影される噂の真相についても確認していこう。

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バイクでもオービスは反応する(光る)ので捕まる

上述した通り、多くのライダーが「法定速度を超過してオービスを通るとオービスが反応するけど捕まらない」と口にする。

  • ヘルメット(フルフェイス)をしていると運転手の身元が分からない
  • 前方からしか撮影されないためナンバープレートが写らない

捕まらない派の方は上記のような根拠から意見をしている。

そもそもオービスは…

「速度超過⇒撮影」⇒「データ転送⇒ナンバーと顔写真から身元割り出し」

といった非常にアナログな方法で違反者をあぶりだしている。

お察しの通り、例えバイクでも速度超過の証拠を収めることは出来る。

だが、多くのオービスは前方からしか撮影できないため、写真にはヘルメットで顔が分からない運転手しか映らない。なので違反者を特定するのが難しいわけだ。

「じゃあ、結局バイクはオービスを気にせず走る事が出来るのでは?」

と多くの方が感じると思う。

確かに、オービスで撮影されても現状では、警察は何が何でも身元を暴く…といった印象はあまりない。

だが、あまりにも悪質な運転をしていれば、バイクの車種(特徴)ならびに運転手の特徴を控えられ、ETCカメラなどを利用して特定される可能性も十分ある。

オービスを光らせまくって実際に捕まった人間もいる

2015年にあった案件だが、大阪の府道で何度もオービスを反応させていた運転手が捕まった。

制限速度を60キロほど超過して計18回以上もオービスを反応させていた結果、警察がオービスに撮影された画像から車種・運転手の特徴を解析し運転手をマーク。

結果的に勤務先まで特定されて終了。

この運転手も「オービスは前方からしか撮影できないからバイクなら捕まらないと思っていた」とテンプレ通りの供述をしていた。

上述したように、フルフェイスで顔を隠していても、ナンバープレートが撮影されていなくとも、日頃から悪質な運転を繰り返していれば嫌でも注目される。

バイクだから捕まりにくい…といった考えで運転をするのではなく、周りのドライバーの安全、そして自身の安全のためにも、危険な運転はぜったいにやめるべきだろう。

バイクは何キロでオービスが反応するの?G反則金も確認しよう

オービスが反応する速度はバイクも車も変わらない。

一般道路 高速道路
30km/hオーバー 40km/hオーバー

オービスが反応する目安としては上記の通り。

早く目的地に着きたい時など、ついついアクセルを空けてしまいがちだが、オービスが反応するだけでなく、事故った時のリスクも上昇してしまうため、時間も精神的にも余裕を持って運転をこころがけたいところ。

次の項目では、速度超過をしてしまった場合の反則金や減点について説明をしていく。

一般道路

速度超過 減点 反則金/罰金
15km/h未満 1 ¥9,000
15km/h以上20km/h未満 1 ¥12,000
20km/h以上25km/h未満 2 ¥15,000
25km/h以上30km/h未満 3 ¥18,000
30km/h以上50km/h未満 6 ※参照
50km/h以上 12 ※参照

高速道路

速度超過 減点 反則金/罰金
15km/h未満 1 ¥9,000
15km/h以上20km/h未満 1 ¥12,000
20km/h以上25km/h未満 2 ¥15,000
25km/h以上30km/h未満 3 ¥18,000
30km/h以上35km/h未満 3 ¥25,000
35km/h以上40km/h未満 3 ¥35,000
30km/h以上50km/h未満 6 ※参照
50km/h以上 12 ※参照

※速度超過が「30km/h以上50km/h未満」「50km/h以上」となった時は、反則金ではなく「罰金」。

金額は、”簡易裁判”によって決まるが、相場は6~8万円。

現状ではオービス一発で捕まる可能性は高くはないけど…

車に比べると、オービスを光らせても捕まる可能性は低い…というのが現状。

そもそもオービスで撮影された画像を解析するのにも多少なりとも時間がかかる上、違反者は非常に多い。

フルフェイスでは顔を特定する事も難しいため、1人ひとり細かくチェックしているとかなり手間がかかってしまう。

だが、あまりにも目にあまるような行為をしていれば、警察からマークされてしまうのも事実だろう。

さらには、技術ならびに制度が変われば、車と同様に撮影されたら高確率で通知が来る…なんて状況になることも考えられる。

上述したように、運転手・周りのドライバーの安全を守るためにも、速度を出し過ぎたり、危険な運転をするのは絶対にやめよう。

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