iPhoneのバッテリーが急に減る時の対処法!寿命の平均はどれくらい?
この記事では、iPhoneのバッテリーが急に減る時の対処法についてお伝えしていく。また、iPhoneのバッテリーの寿命の平均はどれくらいなのか…といった部分に関しても触れていこう。
「いきなりバッテリーのゲージ(パーセンテージ)が減る」iPhoneをしばらく使っていると良くある現象だと思う。
新品で購入した頃は、まったくそういった事が無かったのに、フル充電の状態で放置していても何故か物凄い勢いでバッテリーを消費していた…なんて経験があるだろう。
この「バッテリーが急に減る」理由・原因や対処法から見ていこう。
iPhoneのバッテリーが急に減る理由・原因
iPhoneのバッテリーが急に減る主な原因として考えられるのは以下の2点。
- バッテリーが寿命を迎えている
- バッテリー表示に不具合が出ている
どちらかと言えば、前者の「バッテリーの寿命」の方が可能性としては高い。むしろ、急に減る原因として一番多いのがコレ。
2点について詳しく見ていこう。
バッテリーが寿命を迎えている
まず疑うべきはバッテリーの寿命だ。
あなたのiPhoneは使い始めてどれくらいの期間が経っているだろうか。もし、使っている期間が2年間ほどの場合、もう寿命の可能性が高い。
iPhoneのバッテリーは約2年が平均寿命と言われており、寿命に近づくにつれてバッテリー持ちは悪くなり、「フル充電だったのにいつの間にか半分以上減ってる…」なんて状態も全然ある。
もちろん、使い方や使用頻度によっては2年経つ前に、バッテリーが寿命を迎えるケースも報告されている。そのため、まずは購入してからどの程度期間が経過しているか確認してみるのが良いだろう。
もし、2年近く使っている場合、バッテリーの交換、もしくは新しい機種に替える…といった選択肢も視野に入れるべきだ。
どんな使い方をするとバッテリーの寿命が早くなる?
iPhoneをはじめとして、ほとんどのスマホに使われているのが「リチウムイオンバッテリー」。
このリチウムイオンバッテリーが劣化する一番の原因は通電させること。劣化原因の殆どがこれに当たる。
つまり、iPhoneを使用していればそれに伴いどんどん劣化していく。
それ以外で、バッテリーの劣化を招く使い方として挙げられるのが、以下の2点。
- 本体の発熱
- 充電しながら使用する
多くの方に心当たりがあるのではないだろうか。
このほかにも要因はあるが、上記2つは特にバッテリーが劣化しやすい使い方だ。
本体の発熱
バッテリーは熱によって劣化する。
高負荷のアプリを長時間プレイすることによってスマホがホッカイロの様に熱くなった経験はないだろうか。あれは結構バッテリーにダメージを与えている。
アプリならまだしも、夏の車の中などに放置して、本体に直接熱を与えてしまうのはもっとヤバい。バッテリーの劣化は勿論、iPhoneの内部パーツの故障や最悪の場合発火する可能性もある。
充電しながら使用する
充電しながらの使用…やっている方は多いが、これは非常にバッテリーに悪影響を与える。
理由は発熱するからだ。
上記で通電させることが一番劣化を早めると触れたが、これに加えて充電の熱を与えることで、バッテリーの寿命をより早めてしまう。
バッテリー表示に不具合が出ている
バッテリー本体の寿命ではなく、iPhone側に問題がある…という可能性もゼロではない。
「表示では20%なのに、実際は30%ある⇒通常よりも早く充電が切れてしまう」筆者は以前iPhone4を使っていた際にこの状態になった。
その後、改善策を調べて試してみたらマシにはなった。ただ、バッテリーの寿命もかなり近づいていたので、結局バッテリー交換をするハメに。
なぜ、バッテリー表示に不具合が出てしまうのか。これは、「iOSの更新(アップデート)をしばらく行っていない」といった意見が多い。
そのため、iOSを最新のバージョンにアップデートすれば改善される場合もある。ただ、本当にこの不具合が出ているのか、はたまたバッテリーの寿命が要因で”急に減る”のか調べるのが面倒くさい方は、ご自身が使っているiPhoneを何年使っているのか調べる⇒2年程使っている(2近く使っている)場合は、バッテリー交換…といった対応をするのがベターだろう。
iPhoneのバッテリーが急に減る時の対処法!
前述した通り、バッテリーを交換するのが一番手っ取り早い。
確かにiPhone側の不具合で、バッテリーの消耗が激しい…という事も考えられるが、使用年数などを確認すれば、どちらの可能性が高いのかは判断できるだろう。
使用してから1ヶ月程度でこの状態になったのであれば、キャリアならびにAppleに連絡をして解決するのがベター。
で、実際にiPhoneのバッテリーを交換する際にかかる料金は以下の項目を参考にして欲しい。
【Appleで修理する】
Appleで修理する場合の料金は、ご自身が「AppleCare+」に加入しているか否かで料金が大きく変わってくる。
「AppleCare+に加入している」・「Apple製品限定保障」の場合と、対象外料金を表にまとめた。
AppleCare+ Apple製品限定保障 |
対象外 | |
---|---|---|
料金 | 0円 | 8800円 |
AppleCare+に加入していても、場合によっては保障対象外になる可能性もある。そのため、実際に修理に出してみないと分からない部分はある。
【業者を使って修理する】
AppleCare+に加入していない方は、修理業者を利用した方が安上がりになるケースもある。
iPhone修理業者における「バッテリー交換の価格」は以下の通り。
※iPhone修理の大手業者「あいさぽ」の料金を参考。
iPhone7 | 8,980円 |
---|---|
iPhone6sPlus | 6,980円 |
iPhone6s | 6,980円 |
iPhone6Plus | 5,980円 |
iPhone6 | 5,980円 |
iPhone5s | 4,980円 |
iPhone5 | 4,980円 |
iPhone5c | 4,980円 |
iPhone4s | 4,980円 |
iPhone4 | 4,980円 |
※料金は最新機種がリリースされる度に変動しているので、現在の価格は公式サイトをご確認ください。
最新の機種はAppleの保証対象外の料金と同等だが、以前の機種であればかなり安く交換する事ができるので、もしもの際は利用を検討してみると良いだろう。
iPhoneの電池の消耗を出来るだけ抑える方法
低電力モードをオンにする
iOS10から追加された「低電力モード」。基本的にはバッテリー残量が20%になった際に、移行するかどうか通知が来る。
だが、設定から手動で低電力モードをオンにすることが出来る。通常に比べて何%ほど効果があるのか具体的な数値は不明だが、かなり充電持ちが良くなるので、バッテリー切れが心配な方は設定しておこう。
やり方は以下の通り。
- ホーム画面⇒「設定」をタップ
- 「バッテリー」をタップ
- 「低電力モード」をオンにする。
低電力モードを設定すると、画面右上に表示されているバッテリーアイコンが「黄色」に変わる。
通常モードに切り替えたい場合は、もう一度先ほどと同じ流れで低電力モードをオフにすれば良い。その際はバッテリーアイコンも黄色⇒緑に切り替わる。
画面の明るさを調節する
iPhoneには、現在使っている場所の光度を察知して、使用者が見やすいように画面の明るさを調節してくれる。明るい場所では画面を明るくし、暗い場所では画面を暗くする。
この自動調整はデフォルトで設定されているため、自身で設定を行わないといつまでもオンになったままとなる。
確かに便利な機能だが、バッテリーもそれだけ消費するので、自身の手でいつも暗めに設定しておいた方が、電池持ちは良くなる。
設定方法は以下の通り。
- ホーム画面⇒「設定」をタップ
- 「画面表示と明るさ」をタップ
- 「明るさの自動調節」をオフにする
常時この設定だとiPhoneの電池持ちは悪くなる
現在の設定を変更することで、電池持ちを良くする・マシな状況にする方法を記載する。
以下の設定になっていると、iPhoneは電池をより多く消費してしまう。そのため、あなたの使用状況に合わせて設定を変更してみてほしい。
- 位置情報サービスがオンになっている
- アプリや速報系の通知がオンになっている
- Wi-FiやBluetoothがオンになっている
これらの設定・通知をオンにしていると、電池持ちが悪くなってしまうので、理由を添えて設定方法を解説していく。もちろん、場合によってはオンにしていた方が良い機能も含まれているため、全てオフに設定するのは良くない。
位置情報サービスがオンになっている
位置情報サービス(GPS)をオンにすることで、マップなどで自分が居る場所をリアルタイムで察知することが出来る。
だが、これを常時オンにしていると、マップを初めとした”位置情報サービスが必要なアプリ”を使わなくとも自動的に通信を行ってしまう。
そのため、この機能をオフにすることで電池持ちは多少改善されるが、iPhoneが無くなったりした際に、結構マズい事になるので、個人的にはオンにしておいた方が良いと感じる。
アプリの通知がオンになっている
アプリには通知機能がある。LINEなどでメッセージを受信した際に、画面上部に「新着メッセージがあります」と出て来るアレ。
LINEは良いとして、正直通知が無くとも何の問題が発生しないアプリ(ゲームアプリなど)は通知をオフにした方がベター。
やり方は以下の通り。
- ホーム画面⇒「設定」をタップ
- 「通知」をタップ
- 通知をオフにしたいアプリをタップ
- 「通知を許可」をオフにする
Wi-FiやBluetoothがオンになっている
自宅でWi-Fiを使っている方に多いのが、外出先などでWi-Fiが繋がっていない時に「Wi-Fi設定がオン」になっている…といった状態。
Wi-FiならびにBluetoothがオンになっていると、iPhoneは接続できる回線がないか自動的に探し始めるので、オフにしておかないとバッテリーを消費させてしまうので、使わない時は切っておこう。
やり方は以下の通り。
- 画面下から上に向かってスワイプ⇒コントロールセンターを表示。
- Wi-Fi・Bluetoothアイコンをタップしてオフにする
※画像はWi-Fi・Bluetooth設定をオフにした状態。
バッテリーの寿命とは?平均はどれくらい?
最後にiPhoneのバッテリーの寿命についてお話していく。
既に記事中で触れているが、バッテリーの寿命は約「2年」。
そのため、使い始めてから2年近く経過しているのであれば、そろそろ「バッテリーを交換する時期」というわけだ。
上記でご紹介したように、バッテリーをより劣化させる使い方をしていると、それだけ交換時期は早まってしまう。
一応2年が目安となっているものの、使い方によっては、2年より早く寿命が来る場合もあるし、2年以上持つこともある。
もし、使っていて「寿命かな?」と思ったらバッテリーの交換を検討しよう!
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