ダイソン羽無し扇風機の仕組み・原理とは?音や電気代的にコスパは高い?

今回は、ダイソン羽無し扇風機の仕組み・原理とは一体どうなっているのか…といった内容を初めとして、音や電気代的に実用性はどうなのか・コスパは高いのかについても触れていきたいと思う。

ダイソンから扇風機がリリースされたのは数年前だが、あの時の衝撃は非常に凄かった。扇風機の象徴であるあの羽が一切付いていない近未来的なデザイン。

どうやって風が出ているのか気になった方も多いだろう。

「吸引力が変わらないただ一つの掃除機」なんて言っているメーカーがまさか扇風機を開発しているとは想像がつかなかった。

当時は流石に”コケる”と言われていた。日本人の家庭にある一般家庭にある扇風機は安い物で1000円台。高価な物でも1万円行くか行かないか。

そんな中ダイソン独自の扇風機は4万を越える値段でリリースされた。

そして現在もなお売れている家電の1つだ。まずはダイソンの扇風機の仕組み・原理から見ていこう。

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ダイソン羽無し扇風機の仕組み・原理とは?

大人から子供までなぜ羽が無いのに風が出るのか不思議に感じたはずだ。

この羽の無い扇風機に使われているのが「エアマルチプライア」という技術である。

実は近未来的な形をしたこのダイソンの扇風機にも羽は付いている。

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図の部分(台座)の中にファンが収納されており、内部ではしっかりと羽が稼働している。この台座の部分にはモーターと羽が内臓されており、これを使って空気を取り込む役目を果たす。

従来の扇風機は羽を使って直接空気の流れを作り出していたが、ダイソンの扇風機は空気を取り込むことを目的としているため、同じ羽と言っても大きな違いとなっている。

更には、特徴ともいえるリングの背面から空気を取り込む事が出来る。

このファンを使って台座の表面に空いた穴(スリット)から吸気する。

先ほど取り込んだ空気をリングに設けられている隙間(スリット)から勢いよく風として外部に送り出す。

ダイソンがリリースしている掃除機の様に一件難しそうなイメージを抱きがちだが、仕組み・原理は想像していたよりもシンプルに感じたのではないだろうか。

羽が無いからといって未知の空間から風が送り込まれているわけではない。仕組みは従来の扇風機とは異なるが、蓋を開けてみるとちゃんと扇風機の構造をしている。

  • 吸気→下部にあるファンとリングの背面から取り込むことが出来る。
  • 送風→リング内面に空いた小さな隙間から送られる。

なぜ強い風を送る事が出来るのか?

従来の扇風機の方が立派な羽が付いているため、そちらの方が圧倒的に風を送り込む量は多いのでは…と思われがちだ。

しかし、ダイソンの扇風機は吸いこんだ空気の15~18倍の空気量をリングから送風する事が可能である。

なぜそこまで強い風を送り込むことが出来るのか。これは従来の扇風機と比べて、ダイソンの扇風機は空気を送り出す流れが均等だからだ。

まず、従来の羽が見える扇風機は、数枚の羽根を回転させることによって空気を送り込む。この際の空気の流れはクルクルと回っている羽の動きに依存する。

そう。空気の流れは”断続的”な物になる。

それに対してダイソンの扇風機は羽を使って直接風を作っているわけではない。ファンで周囲の空気を取り込みそれを送風している。

ダイソンの扇風機は”継続的”に空気を送り込むことが可能なのである。

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空気の流れには下ムラが無く、継続的に快適な風を作り出してくれるわけだ。

【おさらい】なぜ何もないリングから風がでるのか

ここからは復習になるが、リングの内側には約1mmの隙間が出来ており、そこから空気が噴出される。ただ空気が出るだけでは取り込んだ空気の15倍以上の勢いは出ないはずだ。

このリングから噴出された空気はリングの内面に沿って物凄い勢いで流れていく。

それによって、リングの内側と外側に気圧差が生まれる。そこからリング周囲の空気も集まって出ていく。当然ながら、巻き込まれた空気は更に周囲の空気も集めるためより勢いのある空気が放出される。

風を体感して分かった事

非常に勢いのある送風する事が可能なダイソンの扇風機だが、実際に作り出された風を受けてみて、想像していたよりもナチュラルな風に感じた。

言葉で表現するのが難しいのだが、従来の扇風機の風は人工的でゴツゴツした当たり方(?)をしてくるのに対して、ダイソンの場合はフワっとした印象を受けた。

この風の感じ方に関しては実際に体感してもらいたい部分である。電気屋に赴いた際はぜひ一度試してみてほしい。

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音は従来よりも静か

ダイソンから始めてリリースされたバージョンよりも、新しい物の方が静音化されている。

小難しい仕組みをお伝えするつもりは無いが一応名前を出しておくとヘルムホルツ式空洞という技術が使われている。

かみ砕いて説明すると、この技術を使うと、吸気するための「モーター・ファン」を稼働させる際に出る音を吸収することが出来る。

では、他の扇風機もこの技術を使えば静かになるのではないか…と感じた方も多いだろう。このヘルムホルツ式空洞は1000Hz前後にしか対応しない。つまり特定の周波数にしか対応できないため、モーターの音・ファンの音を1000Hz前後に調整する必要がある…というわけだ。

もちろん、このヘルムホルツ式空洞が使われていないモデルも存在している。

そこらへんに置いてある扇風機にこの技術を使ったとしても単純に音が小さくなるわけではない。むしろ従来の扇風機では構造的に使うのが難しい。

ダイソンの扇風機が他の扇風機よりもかなり高いと言っても、ここまでこだわって開発された事を考えると納得できる部分なのかもしれない。

月にかかる電気代はいくら?

ダイソンの扇風機にも種類が様々あるが、例えばAM06を一番電力を食うモードで稼働させたとしよう。

  • 最大消費電力は涼風モードで21[W]
  • 1日24時間×30日間稼働させた場合1ヶ月720時間稼働
  • 電力料金単価を26円

上記の条件でシミュレーションした場合、

1日24時間フル稼働で30日間丸々使った場合以下のような計算式になる。

ダイソンの消費電力21[W]×稼働時間720[時間]=15.21[kWh]

ダイソン一ヶ月の消費電力量15.21[kWh]×電力料金単価26円=393.1円

このようなかなり極端な条件でシミュレーションした場合、ダイソンにかかる一ヶ月の電気代は約393円となる。

ちなみに、ダイソンの稼働時間を1日12時間にした場合の電気代は約196円となる。従来のクルクル羽が回るタイプの扇風機にかかる電気代が一ヶ月当たり約300円弱かかる事を考えると、電気代に関しては全く問題無いレベルだろう。

このダイソンの扇風機の魅力としてピックアップしたい部分が掃除が非常に楽な点だ。通常の扇風機は枠を外して埃まみれになった羽と枠自体を掃除しなければいけなかったが、このダイソンは本当にスムーズに拭くことが出来る。

時間もほとんどかからずに掃除が完了となる。

ナチュラルな送風感もしかりこの感覚をぜひ味わってほしい。

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